当初の作り方から、細々としたところとか、作りやすさとかで、ちょこちょこと作り方が変わってます。あと、以前は省略してたのですが、裏地をつけるようになってます。
「省略...」
「う、うん。あんまり変わってないし。鍔のことを「ブリム」と呼ぶそうです。帽子の本体というか、かぶる部分は「クラウン」だそうです。 筒状になっていて天幕が付いているときは、「サイドクラウン」と「トップ(クラウン)」だそうです。
「ということなんだって!」
「わわっ。おねえさん突然なんだよ〜。」
「鍔つけ前のところまで縫ったところから始めますね。」
「前の部分は半分くらいで止めておくのだったですね。」
「そうなんです。後ろを閉じてしまうと鍔を付けられないんです。」
「そして、縫い終わったところですが...」
「縫った部分は全部開いてアイロンを掛けておきます。丸い部分も小道具を使えば大丈夫♪」
「小道具って例えば?」
「ドアノブの部品...。」
「まず中心を仮止めします。」
「それから、半分を縫いとめるのですね。」
「全部いっぺんに縫うとタイヘンなんですよ〜。」
「半分を縫ったところ。」
「もう半分も縫い終えたところ。」
「鍔つけで、出来の善し悪しがほとんど決まってしまいます。
「うまくバランスとか、取れてるでしょうか?」
「ふむ...。」
「まちばりを打って...」
「ずいぶん、縫い代が大きいのではないですか...?」
「あはは...。その方が縫いやすいからですねー。」
「縫いあがりです。」
「外クラウンと内クラウンの縫い代を5mmくらい残して断ち切ります。」
「あとで折り返したときに、余らないように、切り込みもいれてるんだよ〜。」
「このまちばりは...?」
「あ、うん。切り込みの場所がわかりやすいように指し棒がわりだよっ。」
「縫い上げたときに、被れなかったら困るー。」
「まちばり。
「不織布なんですよー。
「縫ったもの。」
「縫ったところの縫い代も、5mm残しで切り落としてから、開いてアイロンがけしておきます。」
「そして、2回折り返して...」
「折り返した部分を縫い押えます。」
「裏返して...」
「わ♪、やっと帽子らしくなったねー。」
「うん。アイロンを掛けて、形を整えないと。」
「帽子の内側はこんな感じ〜♪」
「ちょっとみっともないし、糸くずが髪に付きそうですよね。」
「だから、トップの裏地代わりに一枚...」
「押し込んじゃいます。」
「そして、内サイドクラウンを帽子の内側に折り返します。」
「トップの裏地を上手に押さえて、はみ出ないようにするのー。」
「縫いつけてないので、型くずれしたときには、裏地を外してアイロンの掛け直しもできるんですよ。」
「というわけで、できましたっ!」
「写真とるのって、たいへんだよねー。」
「うんー。つしろの注文、多いよね。」
(まぁ、こんなものだと、思うけれどー。)
「あたらしい帽子、まだかなー。」
(でもまぁ、愉しそうですね...)
1/6クラスでも、ピュアニーモだとアタマが大きくなっているので、型を修正しています。 (従来の27cmアゾンドールでも問題なく被ることができます)
あと、鍔の形状を変更しています。
個人的な趣味の範囲でご利用下さい。
「ついでに云っておくとですね、ドールショウっていうイベントの前の週のおやすみの日に撮影してたんです。イベントに持っていくもの、間に合ったのかなぁ・・・。」いやー、大変な時って、息抜きが必要ですよね。