セットアップするシステムは,plamo linux 4.21です。
入れるのはgimp2.4.1です。印刷機能は無効にしています
gimp2.2では不要だったのですが、2.4ではgtk+を更新する必要があります。plamo4.02にgimp2.0を入れようとしたときにも、gtk+の更新が必要だったのですが、うまくいかずに諦めたことがあったので、、、戦々兢々です。
gtk+ 2.10.13, GLib 2.12.3, Pango 1.12.2 に更新する必要がありました。 今回は、gtk+の更新にてこずりまして、作業は迷走しました。
普段は、ソースから追加してるのに今回だけ installpkg で追加などやったので、バージョン管理がどこかで変になっているのかも。
なので、作業手順とかそう云うのがわけわかんない状況。
もはや、何が良くて、何が悪かったのかわかりません(笑)。 ともかく、動かせるようになってよかった。
ちょっとてこずったので、書いときます
ソースを展開して $ ./configure → $ make → # make install まではさくさく進みます。
しかし、pkgconfigに登録されてないので、gimpの ./configure で libartが無い!と云われて引っかかりました。
なので、pkgconfigの登録ファイルを手書きで作りました。
prefix=/usr/local/
exec_prefix=${prefix}
libdir=${exec_prefix}/lib
includedir=${prefix}/include
Name: libart
Description: LGPL version of the libart library
Version: 2.3.3
Libs: -L${libdir} -lart_lgpl_2
Cflags: -I${includedir}/libart-2.0
# cd /usr/local/include # ln -s libart_lgpl libart-2.0
あとで入れた 2.3.19では設定ファイル(libart-2.0.pc)が生成されたので、 こんなことする必要はないはず。
入れたものはgimp2.2.13です。印刷機能は無効にしました。 fontconfig(2.2.3(?)), libpng(1.2.12(?)), libexif(0.6.13) を予め入れています。
なお,fontconfigは,gimpをmakeするときにそれらしいエラーが出たので,入れてしまいましたが シンボリックリンクを貼るだけで良かったのかもしれない,と後になって思うのです。
こんな風に
# cd /usr/X11R6/lib/ # ln -s /usr/lib/libfontconfig.la libfontconfig.la
んで、ライブラリサーチパスを最新の状態に更新します。shared libraryもインストールされるんですね。
# ldconfig最初に起動したときには「ユーザーインストール」になります。 案内に従ってポチポチとボタンを押していけばいいです。
手元では、canonのデジカメ(といっても、canon製しか持ってませんが)の画像ファイルが読み込みできませんでした。
ダイアログでは「ファイルをオープンできませんでした」とか云われ、
コンソールでは「... plug-ins/jepg fatal error : セグメンテーション違反です」とか云われました。
libexifにパッチを当てるか最新版(0.6.13以降)に更新すると良いようです。
ちなみに、libexifのビルドが # make install が途中でエラーになってましたが、 ライブラリ等のインストールが終わったあとみたいで、この状態でgimpを makeしなおしたら読めるようになりました。
LittleCMSをいれておく必要があるようです。
あとは、$ ./configure → $ make → # make install
irfan viewみたいなのと、VIXみたいなのが欲しいところ。 あと、画像加工の軽いやつ。Gimpまで使わなくてもいいよなー、という時のための。
サムネイルで画像ファイルを一覧します。サムネイルの生成にちょっと時間がかかりますが、任意の画像viewer・画像加工アプリを設定できます。
予め,gdk-pixbuf(0.9(?))を入れておく必要があります。
軽量画像viewer。ファイルセレクタ・ファイラーの機能は持っていないので、danpeiと組み合わせて使ってます。
LittleCMS, libsigc++(2.0以上), glibmm(2.4以上), gtkmm(2.4以上)が必要です。
ligsigc++ → glibmm → gtkmm の順番で入れます。littleCMSはとくに順番は関係ないと思います。 今回は
Inkscapeも含め、それぞれ $ ./configure → $ make → # make install です。
イラストレーターで .svg 形式で書き出しします
wacom CTE-440 (FAVO4)です。
値段の安かった「コミックパック」を買ってきました。 付属ソフトが違うのと、マウスが付属しません。 あと、パッケージがどどーんと「コミックパック!」な感じ(^-^;。
全体的な流れはつぎのようになります
ここまでは、plamo4.21では設定済みになっています。 なので、実際には以下の作業を行います。
デバイスファイル名が常に同じになるようにしておきます。 udevという機能を使います。
/etc/udev/rules.d/ に 70-wacom.rulesと云うファイルを作成します。 中には以下のようなテキストを書き込んでおきます。
DRIVER=="wacom", SYMLINK+="wacom"
※udevについては
こちら
とか、
こちら。
再起動すると(しなくても?) /dev/wacom というデバイスファイルが出来ているはずです。
xorg.conf内のServerLayoutセクションにinputdeviceを追加します。
InputDevice "Stylus0" "SendCoreEvents"
InputDevice "Eraser0" "SendCoreEvents"
InputDevice "Cursor0" "SendCoreEvents"
stylusがペン、eraserが消しゴム、cursorがマウス代用機能です
同じく xorg.conf に上記に対応するInputDeviceセクションを追加します。
Section "InputDevice"
Identifier "Stylus0"
Driver "wacom"
Option "Type" "stylus"
Option "Device" "/dev/wacom"
Option "Mode" "Absolute"
Option "KeepShape" "Off"
#Option "TopX" "150"
#Option "TopY" "200"
#Option "BottomX" "16500"
#Option "BottomY" "11950"
EndSection
Section "InputDevice"
Identifier "Eraser0"
Driver "wacom"
Option "Type" "eraser"
Option "Device" "/dev/wacom"
Option "Mode" "Absolute"
Option "KeepShape" "Off"
#Option "TopX" "150"
#Option "TopY" "200"
#Option "BottomX" "16500"
#Option "BottomY" "11950"
EndSection
Section "InputDevice"
Identifier "Cursor0"
Driver "wacom"
Option "Type" "cursor"
Option "Device" "/dev/wacom"
Option "Mode" "Relative"
Option "KeepShape" "Off"
#Option "TopX" "150"
#Option "TopY" "200"
#Option "BottomX" "16500"
#Option "BottomY" "11950"
EndSection
調整用コマンド類は別途導入する必要があるみたいです。
linux wacom project で配布されているドライバに同梱されています。 アーカイブを解凍して、何もオプションを付けずにビルドすると、調整用コマンドだけが生成されます。 参考
$ ./configureおもな設定コマンドは以下のもの
xsetwacomの使いかたは、とりあえず こちらを参照。
筆圧調整はこんな感じ
$ xsetwacom set stylus PressCurve 0 15 80 100らしいのですが、具体例は、実際に使ったら書きます