平帽子
学生帽みたいな形の帽子です。思いっきり後ろに深く被せるのがポイントです。
作り手順
鍔付け
鍔を作っておいて、胴の部分に縫い付けます
まずは胴と鍔のセンターラインを縫い合わせておきます。
縫い合わせた状況
縫い合わせた状況(鍔の側)
で、センターラインから左右半分づつ縫い付けていきます。
まずは半分だけ待ち針を打った状況。この半分を先に縫ってから、残り半分の待ち針を打って縫い上げます。
左右とも縫い終えた状況。
胴
ここからはアシスタントさんが一緒です〜。撮影に夢中になってちっとも縫いが進まない…。
「胴になる部分に鍔を縫い付けたものです。まずは見返しを付けます。」
「みかえしの布を待ち針でつけた状態だよ。鍔の回りが縫うときにずれやすいから念入りにするんだよ。」
「そして、縫ったところ!」
「鍔のところが直線じゃないよね。この付け根がずれやすいんですよ。」
「これで一段落」
「だね〜。でも、もう一つたいへんなところがあるんだよ。」
「見返しを折り返して、見返しごと輪っかになりました。」
見返し
見返しというか、裏地が切りっ放しになっているので一回折りして縫い止めておきます。見返しを少し硬めにして帽子の形を整える役割もあります。
「輪っかにするとこんなかんじなんだね。見返しがふにゃふにゃ〜。」
「だから一回折りして縫っちゃうんだよ。」
「折ったところを縫って、見返しを胴の内側に折り込んだらこんなかんじになります。」
「まだ天幕がついてないから、向こうが覗けるんだね。」
天幕
「胴の方を縫い代をギリギリまで詰めて、更にギリギリまで切り込みを入れながら、天幕に載せるようにして縫い線を合わせて待ち針を打っていきます。」
「うんー。天幕を基準にして縫うってこと?」
「あ、うん。そういうことよね。」
「待ち針を打ったら、あとは辛抱強くミシンで縫います。慣れないうちは全部手回しになるかも。」
できあがり
「あとは、アイロンで形を整えてー、じゃ、被ってみるー。」
「わたしも、他のを縫っていいかなー。」
型紙
今まで公開したなかではいちばん作りやすいと思います。
個人的な趣味の範囲でお使い下さい。
tsushiro, 2006.