パンケーキ帽(60向け/50向け)
平べったいハット部分が後ろに垂れる帽子です。
型紙
A4サイズで4枚に分けています。
個人的な趣味の範囲でご利用下さい。
DDサイズ
50サイズ
縫い手順
若干トリッキーな縫い手順になってます。
生地の準備
ハットの側面と内ベルトは、それぞれ表合わせに縫って、ベルト状に繋いでおきます。
外ベルトには接着芯を貼っておきます。
側面を作る
外ベルトと内ベルトを表合わせで縫い合わせます。
縫い合わせたところ。
更に、外ベルトにハット側面も表合わせで縫い付けます。
注意(1):
内ベルトとハット側面が向い合うような向きになります。
改めて縫い合わせる向きを確認
注意(2):
ハット側面を縫い合わせるときには、外ベルトを輪にする縫い合わせラインの5-10mm手前で縫い止めます。
反対側から見た全景
と、その拡大
筒状にする
一旦、ハット側面を折り込んで仮止めします。
そのうえで、内ベルトと外ベルトが輪になるように縫い合わせます。
まちばり打って
ベルト状になってた端っこを、表合わせに縫います。
注意:
内ベルトも外ベルトも、輪っかの両端は切りっぱなしで処理しますので、裁断線のとこで縫い止めます。
上から見ると、ハット側面がリング状になった内外ベルトの内側に押し込まれたようになっています。
内外ベルトの輪になった縫い合わせ箇所をアイロンで開いておきます。
全体を裏返して、ハット側面がリングの外側になるようにします。
ハット側面を筒状にする
ハット側面も筒状になるように待ち針を打ちます。
縫い合わせます
縫い合わせ箇所をアイロンで開きます
ここで、ハット側面だけを裏返します。
ベルトを仕上げる
内ベルトの裁断線から余分な部分を切除して、残りを内側に折り込みます。
折った部分を縫い留めます。
再び、ハット側面だけを裏返します。
(写真は、ハット側面を裏返してから、上下をひっくり返して置いています。)
外ベルトの裁断線から余分な部分を切除します。
接着芯の貼ってある上の段の分を内側に折り込みます。
折り込んだ部分を縫い留めます。
縫い留めるときには、ハット側面の縫い代を一緒に縫い込むようにします。
再度、ハット側面だけを裏返します。
内ベルトを外ベルトの内側に折り込んで、縫い留めます。
ここで、全体を裏返します
天幕をつける
天幕には絞りが有りますので、縫い代に隠れる部分だけ縫っておきます。
(縫う前の状態)
(縫った状態)
ハット側面に天幕を縫い付けます。
(仮縫いしたところ)
全体が裏返った状態なので、ひっくり返します。
内幕を付ける
いま掲載している型は、型崩れしにくいように、内幕の裾を折り返して縫い留めるようにしています。(2020-08-20)
帽子の内ベルトの裏側へセットしたら出来上がりです。
ただ押し込むだけなのですが、ズレやすいときは、後方の折込の部分だけで縫い留めておくとよいみたいです。
tsushiro, 2013-2020.