早く起きた朝は

「お休みじゃなかったら、寝直してるねー。」

「ツシロも狙ってたみたいだしねー。」

「い、いいじゃない。早起きは三文の得、っていうんだから。」

「そだよねー。」

「そーなの？」

時は五月の連休。良く晴れたお休みの日でありました。いつもの平日のように起きてしまいました。天気もいい。 連休で、ナホさんともかさんはイベントに付いてきてもらいました。 あとはなこさんだよなー、と思っていたところに絶好の機会がやってきました。 なこさんを連れて少し遠くの公園までお出掛け。

自転車で10分くらいの公園にあるコミュニティ農園の一角にあった花壇です。 ちょうど生け垣の隙間みたいなところで、人目もあんまり気にしなくてすむのもポイントでした。

「ん、いいとこ見つけたのねぇ。」と、お澄ましさんです。

「わたし、小さいからこんなこともできるのよね。」

さて、次の場所です。 隣の公園の梅林なんですが、そこらじゅうたんぽぽで、ふわふわがいっぱいです。

「ふわふわ、飛んじゃうのかな？」

「とばしてみたい？」

「ううん。ふわふわ、ずっと見てる方がいいかなぁ。」

「ねえねえ、おねえさん。」

「うんうん、もかちゃん。」

「、だねー！」

「何？。ふたりとも、どうしたの？」

そーです。いやもー、可愛らしい。そうなんですよ。

「ん？？」