・・・このページは、oasys系の親指シフトキーボードをお勧めするページです。
もう少し、スマートに日本語を打ってみたいと思いませんか? いろんな方法があると思いますが、ここでは、日本語のかな入力の方法を変える。 という、かなり乱暴とも云えるアプローチをお勧めするものです。
いま、もっとも一般的な日本語入力の方法は、 「ローマ字でひらがなをうつ」→「必要であれば漢字に変換する」というものだと思います。 ここでは、「ひらがなを入力」して、「漢字に変換する」というステップは変えずに、 かなの入力方法として、「かな用のキーボードを使う」のです。
「キーボードを取り替えなくちゃいけないの?」そういう方法もあります。 でも、大抵は、いまお使いのキーボードのままで大丈夫です。 とりあえず、手の動きが少なくなってラクです。ひとつお試し下さい。
・・・いろいろ有るそうですが、私の場合はoasys系の親指シフトユーザーです。 そのへんも踏まえて・・・。
ローマ字入力では、2アクションで1文字というケースが多々あります。たとえば、「た」であれば、「ta」と打つことになります。しかも、50音の配列上、「a」「i」「u」「e」「o」に打鍵が集中していることでしょう。
jisかな入力では、濁音「゛」・撥音「゜」を独立したアクションで入力します。その結果「だ」などの文字は、2アクションで入力することになります。
結果として、キーボードを打つ量が少なくなります。そのぶんラクだし速いです。 ・・・でも、漢字の入力はできません。かな漢字変換は避けられません。
ローマ字入力とはあんまり変わらないかもしれません。でも、「あ」段の「a」は左手の小指ですからちょっと多いかも。
jisかな入力では、小指で「shift」キーを押しながら、他のキーを打つことが多く有ります。 たとえば、小さな「ょ」は「shift」を押しながら「よ」を打ちます。
小指は力の入りにくい指です。あんまり使うとすぐに疲れてしまいます。 漢字変換のキー打ちがあまり苦にならないのは、力の入りやすい親指だからです。 親指シフト入力では、なまえのとおり、親指をよく使います。
ふつう、キーボードは指で打つものと思っていませんか? しかし、親指シフト入力のアクションでは、 親指を含む2本の指を同時に打ち込むケースも少なくないので、 自然と手のひらでリズムを取るようにして打つようになります。
指だけでなく、手のひらの力も使うので、そのぶん分散されてラクになりますし、 波に乗るのでそのぶん勢いに乗ることが出来ます。
・・・・んだそうです。良く使う文字が集まるように配置を決めているのだそうです。 うーん。そうなのかなあ。たしかにそんな気もするけど。 どっちみち、かなは3段で納まってるし。 (その副作用として、かなモードでも一番上の段はそのまま数字キーとして機能します。)
他にも、似たようなアクションが続かないように配慮されていたりするんだそうです。 このへんは普段は意識してませんけど、 意識させないってことはある程度成功しているのでしょう。
僕は、親指シフトのなかでも「oasysキーボード」タイプを使っています。 一般に親指シフトというと、かな入力だけを指すのですが、 このキーボードでは、それ以外の機能キーも他のキーボードとはかなり違うものになっています。 ここまでくると一概にお勧めしてよいものかと思いますが、 気に入っているのは、「バックスペースキーが、右手小指のすぐ右隣にある」 ということでしょう。
よく使うキーなのに、 普通のキーボードは一番隅っこの遠いところにあって打ちにくいですよね。
うまくないところもあります。いちおう覚悟しといてね、てことで挙げてみます。
人さまの機械を使うことは少なからず有ると思いますが、 その時には、まず間違いなく、ローマ字入力です。 あなただけが日常的に使う機械であれば、許可を得て親指化するという方法も有りますが、 一時的に使う場合や、共用の機械の場合には、 「郷に入っては郷に従え」でローマ字打ちを余儀なくされることでしょう。
そもそも、キューハチのキーボードや101キーボードのように、 致命的にキーが足りないことも有ります。
しかし、キー配列の違いはあんがい苦になりません。 全然違うものだと、頭の方もすっきり切り替わってしまうのでしょう。 むしろ、imeの違いによってかな漢字変換のキー割り当てが違うことの方が苦心します。 oakが載ってない機械では、マウスで入力切り替えをしてます。無駄くさいです。
・・まあ、慣れの問題と云ってしまえばそのとおり。
パソコン使いの世界にあって、良くも悪しくも、数は力です。 ユーザーがたくさん要るからこそ、製品が開発され、ソフトが開発されるのです。 「必要です」と云う声が大きくなければ、それは不要なものにされてしまいます。 残念ながら、僕の力では、キーボードを作ることは出来ないし、 キーボードドライバを書くことも出来ません。 せめて声を上げ、仲間を増やすことで、そういった作者さん達の励みになればと思います。
僕も FM-Towns 用のプログラムを書いていましたが、 公開したプログラムについて「こーしてほしい」みたいなメールが初めて来たときには、 それはもう、嬉しかったですねー。 んで、そういうのがまた、やる気がでるんですよ。
とゆーか、ウチの環境。
純正の親指シフトキーボードが有ります。買いましょう。 ネットオークションを覗いてみてもちょこちょこ出てました。 なんといっても標準構成(?)でカンペキに親指シフトキーボードです。 キーに対する反応も軽いです。
以前に使っていたのですが、ソフトウェアで配列変更します。 なので、106キーボードやPCノートでも十分に可能です。 少しでもoasysらしくするため、IMEを含めて3つのソフトを入れます。
また、入力に追いつかないのか、キーボードに対していろいろと手を挟みすぎなのか、 かな漢字変換のoakが(?)システムを道連れに落ちてくれます。 かな漢字変換が落ちるなんて、昔は信じられない事態だったんですけどね。
うーん、自称プリエンティブなマルチタスクOSの癖に弱いぞキミ。
windows NT系のOSです。95, 98とくらべると落ちる心配を殆どしなくていいです。 まー、一日に何度もフリーズすることにこそ問題があるのですが。
windows98とほぼ同じ構成です。 keylay は、windows2000/XP用のkeylay for windowsXP を使います。 さすがにwindows2000が登場してからある程度時間が経ってますので、 システム廻りをいじるツール類もそろってきました。 反応が遅いのは相変わらずだったのですが。その辺はマシンパワーでねじ伏せているみたいです。 漢字変換ではなくて、たかだか仮名入力にマシンパワーを要求されているのは、 釈然としないものが有りますけれど。
nicolatterのいいところは、ユーザープロセスで動作するので、システムへの登録などが不要なことです。PCのセキュリティが厳しくて管理者権限がとれなくても、nicolatterを起動すれば親指シフトで入力できるようになるのです。 (※vistaで使えるかは試してないので何とも言えません。スミマセン。。。)
ほかのアプリだと親指シフトするのに、MS Word 2003 や MS Excel 2003 など、 MS Office 系ソフトだけうまく入力できないことがあります。
これは、MS Office 2003 が日本語入力を「ナチュラルインプット」に切り替えてしまうためのようです。 ナチュラルインプットだと、音声入力とかの機能もあわせ持っているとかで、キー入力関係のインターフェイスが これまでのIMEとの互換性をすっとばして別の枠組みを作ってしまったのかもしれません。
まあ、音声入力というのもあと何年かすると当たり前になるのかもしれません。 パソコンにはキーボードの代りにインカムがついていて、 ありとあらゆる職場がコールセンターみたいになるんですね。たぶん。
ま、いまはそんなこと関係ないので大きなお世話様です。親指シフトで入力するためにはナチュラルインプットを無効にします。
これでいけるはずです。
最近のディスリビューションではSCIMが使えるのですが、SCIMの変換エンジンにAnthyを使うと、親指シフトで入力することが出来ます。
ディストリビューションのセットアップだけで使えるようになったんですね\(^^)/。
plamo4.x以降だと、nicolatter+Canna(or FreeWnn)な日本語入力がセットアップされていて、初期設定で選択することができます。 また、SCIM(+honoka)がcontribディスクに入っているそうです。
SCIM+Anthy(+scim-anthy)で使ってます。 セットアップはこちら。
まだ使いはじめたばかりなのですが、悪くない感じ。
plamo3.x系では、contribディスク(追加パッケージ)にnicolatterが入っています
Q's nicolatter + Wnn7 を使ってます。セットアップはこちら。
OASYSぽさという点ではもう二歩くらい必要・・かな。 何より、キー入力に対して若干のもたつきを感じます。 Wnn7の代わりに、FreeWnn1.0やCannaでも可の模様。Cannaは試してませんが。
Unix系OSでは、アルファベット以外の文字を扱うこととというのは、 あくまでも例外的に付加する、というレベルの扱いを受けている印象を受けます。 基本処理のレベルでは「余計なもの」がなくてシンプルでよいということなのでしょうか。
unix系環境は一般人の使うべきものではないと思われているのか。 プログラミングの題材としては面白いけど、・・・という世界なんでしょうか。 こと、日本語対応を考える限り、まだまだUNIX系は扱いにくくて仕方がないなという印象です。 用途によって棲み分けしてて良いではないかという考え方も有るのかも知れませんが、それは、 「使い手を選ぶし、また、選んでよい」という立場に自らを置いて、 それに甘んじているにすぎないように思います。
日本語対応のキーボードが無い環境への配慮が必要であったとか、 歴史的事情によるのでしょうが、日本語関連の機能キー(変換開始キーとか、 仮名モード、英字モードキーとか)が有るのにもかかわらず、全く無視されてしまって いるのがかなり辛い。
初めてLinuxを触ったときにも、まず日本語で「こんにちわ」とか打ってみたいと思うわけです。 べつに理由なんか有りませんけど、セットアップで散々と英文ばかり拝んだので、 そろそろ、何かに使えるかなー?と思った瞬間に日本語を入力したいと思うわけです。 でも、変換キーとか押しても何にもでない。 「ひらがなキーを打ったらひらがなモードになるんじゃないの?」 んで、入門書をめくってみたりして、 Ctrl+spaceで仮名モード、Ctrl+nで漢字変換、とかいう キーボードの刻印なぞ知ったことか、 などと常識をひっくり返すことを要求されていることを知るわけです。 これはものすごい壁だし、これだったら少なくともキーボードの刻印通りの 動作をする環境とくらべて、こんな程度か、と思ってしまうわけです。
で、ここでめげる事なく、それでもUNIX系OSを使ってやろうなどと考える 人はどのくらいなんでしょうね?
私も3回くらいめげて、4回懲りずに今に至っていたりするのですけれど。
で、カスタマイズの自由度がとても高いので、機能キー関係もMS系ぽく、 いや、OAKぽく設定して使ってます。
iiimp+ATOK for X という方法もあるそうです。こちらは X-window に依存しないとか。 とりあえず X-window 上で一通り日本語が入力できればよい、 と考えているので当面は現状の Q's nicolatter for X + Wnn7 で行こうと思ってます。
親指シフト方式による仮名入力を提唱しており、 また、標準でキー配列の変更をサポートしているにもかかわらず、 親指シフトキーボードエミュレーションをサポートしていません。 とても勿体ないことです。 フリーソフトの親指化プログラムもこのキー配列の変更機能を使っているそうです。
ver.2以降については寡聞にして知りません。
(問題なのか?)
日本語入力環境についてキーボード廻りに限って見渡してみると、 次の4つのレベルでそれぞれに複数の環境があると云えるでしょう。
キーボードの配置というのは、指が憶えてこそ実用に堪えるものなので、 なるべく同じ方が都合がよいのです。
oasys系親指シフト、ローマ字変換、tron、t-code、jis配列など。 何が問題かというと、標準規格(JIS)品が存在していて、しかも、その配列はかなに関しては使い勝手が悪いとしか思えないこと。
学校での情報教育は、JISかなを教えてるとか聞きました。むう。
[ctrl], [esc], [bs]といったキーの位置。 日本語に限った問題ではないです。 106(109)キーボード、NECの98用キーボード、OASYSキーボードなど。 ノート機のキーボードでは、PageUP, PageDownや矢印キーなどの機能キーを テキトーに隙間に押し込んだだけみたいな配置をしてくれるメーカーもありますね。 あれ、勘弁してくれませんかね。
[変換/無変換], 文節移動, 文節区切りの変更, 辞書呼び出しなど。
かな漢字変換をする限り必要なキー割り当てですが、メーカーもしくは作者の勝手ということに なっているようです。 大抵はカスタマイズ出来るようになっているのが僕にとっては救いです。
手は2本しか無いのに、2本ともキーボードに使ってしまいます。 一方、マウスを操作するのに少なくとも、一本は手を使います。おやおや?? 手が3本必要になってしまいました (^^)v。
僕は文筆業でもないんで、じつはそんなにこだわる必要はないんじゃないかとも思います。 よく打っても、メールと日報、コーディングのコメントくらいのもので、 今までに慣れてきた環境を維持しようとしてるだけ。 ただ、手をかけて維持するだけの価値はあります。 せっかく、手をかけるほどに使い勝手を変えてゆけるのですから、 機械に人間が合わせる必然性はありません。機械の方に合わせてもらいましょう。
・・・何だかんだ云っても、環境設定が趣味みたいなものなんですけど(^^)。